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日向の縁側、眠る猫。

真夏の黒猫によるブログ。 ゲーム、漫画などを中心にしています。かなりディープな趣味の方向け。

残念ながら君の冒険はここで終わりだ。


さて。ドラゴンクエストを始めとする一連のファミコン作品。
これを他の業界が黙ってみている訳がありません。ゲームを題材にした様々な関連商品が出てきます。

とりわけ自分がハマったのは、ゲームブックでした。


確か最初はA4サイズの用紙5枚くらいの非常に短いゲームだったと思います。
内容は忘れてしまいましたが。

まだまだコンピュータの力が低く、人間の創造した細やかなエンターテイメントを表現するのは紙媒体の領分でした。

ゲームブックをご存知でない方もおられるかもしれませんので補足しておきます。

小説形式で文章を読み進めると、要所要所で選択肢が出てきます。






あなたは扉の前に立っている。扉を開けて中に入るなら→2へ。開けずに引き返すなら→3へ。






といったような感じです。

後々、「かまいたちの夜」に代表されるサウンドノベルはこれに映像と音楽、効果音を足して臨場感を増したものですね。

初期の頃は双葉社から発売されていた、ファミコン原作のゲームブックを友達と買い、お互いに貸し借りしていました。
選択肢を選ぶだけなので、簡単に読める作品でした。
ゲームソフトと違い安価というのもポイントが高かったです。





「ドラゴンクエスト~甦る英雄伝説~」一番最初にプレイしたゲームブックです。
よく画像があったなぁ。

とりあえずドラクエというタイトルならなんでも良かった時代に購入したものです。

(後程書きますが、当時は病的なまでの「ドラクエ厨」でした。後年長く発病する中二病の前触れだったんだと思います。痛い。痛すぎる)








ドラクエ2。
性能と立ち位置から仕方がなかったのか、書籍でのサマルトリアの王子はどの作品でもとにかく不遇です。
まぁ、主人公はどう見てもローレシアの王子。
ムーンブルクの王女のことが好きなのに、3人の関係から身を引いたりフラれたり。
ひどいものだと死亡フラグの後にメガンテ(!!)という展開もあるという。
髪型も変だし。
嗚呼、可哀想なサマルトリアの王子。

まぁゲームでも器用貧乏なだけですが






変わり種だとこのあたり。
「所さんのまもるもせめるも」というゲーム自体は存在するのですが、このゲームブック、なんと著者が所ジョージさん自身。
本当に多芸な方です。


さて、ゲームブックも色々プレイしていくうちに、もっと奥深い、複雑な作品をプレイしていきたくなります。

凝ったものではステータスシートを書くもの、フラグにチェックを入れるもの、アイテムカードがあるものなどもありました。

学年が上がり、一般書の読書量が増えるとどんどん難しいゲームに挑戦したくなったものです。
その内海外作品(もちろん翻訳版)に手を出していき、様々な作品をプレイしました。





多くをプレイしましたが、国内外を含めて自分のベストオブゲームブックはこの3冊。







ご存知な方なら「おおー」と言って頂けるのではないでしょうか。


「ザ・タワー・オブ・ドルアーガ三部作」

一冊あたり20階。ガチで60階の塔を攻略する名作です。
勿論、小説なのでオリジナル展開も満載です。

最大の楽しさは、「マッピング」にあると言って良いでしょう。
(この時身に付けたマッピングの癖が、ファミコンゲーム「女神転生」の時に役に立つのですが、それはまた別の回で)

このゲームにハマっていた数人の友達と、普段は全く興味のない方眼紙を買って文房具屋のおばちゃんに不思議な顔をされたものです。

第三部「魔界の滅亡」だけなかなか見つからなくて、近所の本屋さんが面倒な顔をするのも構わず取り寄せてもらいました。
やっと完結編を手に入れた時の感激と興奮といったら!

「単なる本」のはずなのに、あんなにワクワクしていた時代が懐かしいですね。

表題の「残念ながら~」は、難易度の高い海外版のゲームブックによくあった表現です。
何度この文にぶつかったことか。


  1. 2014/06/07(土) 16:06:24|
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犯人はヤス。


「スターソルジャー」以降も様々なゲームが登場します。

ただ、この頃の特徴としては、アクション、シューティング、スポーツなどの「直感的にキャラクターを操作するゲーム」がメインとなっています。

子供たちが遊びやすいジャンルだからでしょうね。







・・・しかしマジで懐かしいなこれ・・・。






そんな中、ゲームファンなら誰もが知っている表題のネタバレ発言を生んだ「ポートピア連続殺人事件」が登場します。



ちなみに、ヤスの本名は真野康彦(まの やすひこ)って言うんですよ。知ってました?



罪状はおろか被害者や手口も知られていないが何故か犯人だということだけは皆が知っているという稀有な犯人です。



元々パソコンでのアドベンチャーゲームでしたが、キーボードで「イドウ シロ」など直接打ち込まなくてはいけなかったコマンド方式を、写真のような矢印形式に変更するなどの工夫が加えられて登場したそうです。

ご存知かも知れませんが、「ポートピア」は子供たちに「文字を使うゲーム」に慣れさせ、後にエニックスが出す予定の「ドラゴンクエスト」を販売する為の布石だったそうです。ゲーム黎明期の伝説的な販売戦略です。
プロデューサーの千田さんマジ有能。





そして、日本の子供たちにRPGというジャンルを深く浸透させ、おそらく自分のオタ道の初の分岐となる、「ドラゴンクエスト」が登場するのです。







ちなみに、ドラゴンクエスト誕生秘話を綴った「ドラゴンクエストへの道」という漫画がありました。今も古本屋などにはあるかも知れませんが、見かけたら一度読んでみてください。
何故か○○誕生秘話って凄く面白いんですよね。オススメです。


ところで、「ドラゴンクエスト」はテレビCMもセンスが良かったんですよ。

真っ黒な画面に、一瞬ドラゴンが現れて
「ド・ラ・ゴ・ン・ク・エ・ス・ト」と野太いおっさんの声で言うだけ。

子供心に「なんだか分からないけど、格好よくて面白いゲームが出たみたい!」って。

後年色々分岐しましたが、これが今でも愛されている「国民的RPG」との出逢いでした。



  1. 2014/05/30(金) 01:10:45|
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かつて見た熱量。


「スーパーマリオ」の登場で、ファミコンは第一次ブームを迎えます。

先にも書きましたが、もはや持っているのが当然。手持ちのソフトも増えていき、ますます子供たちが熱中していくようになります。

ここまでは、TVコマーシャルや雑誌、攻略本などの紙媒体が主力となり、メーカーがゲームを提供してユーザーである子供たち同士で楽しむという関係が一般的でした。


ここで、ファミコンブームは第2の爆発と言うべき新たなムーブメントを迎えます。




そう、この方の登場です。




高橋利幸氏。


おそらく、将棋や囲碁の世界以外で初めて「名人」と呼ばれた方です。



シューティングゲーム「スターフォース」「スターソルジャー」のゲームを通じた「全国キャラバン」という名称の、日本全土に渡る一大イベントを開催。

自分の周辺で、メーカーが発案したイベントに参加することが出来た初めてのケースだったと思います。


スターソルジャーの画像はありました。懐かしい。



確か、自分が参加したキャラバンでは、巨大テントの中にTVとファミコンがたくさん並んでいる所に連れていかれました。
丁度巨大迷路ブームの頃で、そこに併設された特設会場だったような。

係員の方に参加することを伝えると、コインだったかメダルだったかを1枚渡され、ファミコンに繋がっている機械に入れると2分間だけゲームをプレイ出来るようになり、そのハイスコアで順位を競っていたと記憶しています。

名人のブログから推察するに、自分の頃はキャラバンがかなりしっかり確立・認知された後の話みたいですね。
初期はスーパーマーケットのダイエーでの開催だったようですし。



ともかく、このゲームの流行と高椅名人の人気はすさまじいものがありました。
実はよく考えるとハドソンの営業担当に夢中になっていただけという


高橋名人、と言えば16連射。
代名詞とも言える氏のボタン連打が更にブームを燃え上がらせます。
1秒間にボタンを何度叩けるか。
それだけなのですが、いやそれだけだったからこそ夢中になったんでしょうね。

連打には一定のルールが設けられていました。

・道具は使用しない。
(よくしなるプラスチック製定規を利用する方法があったのですが、邪道と蔑まれました。また、連打を補助する様々な器具「早打ち名人高橋君」など便乗商法的な製品もアウトでした)

・・・今思うとビジュアル的に凄いですよね、これ。





・計測は、10秒間のボタン連打によって行う。
これのみを目的とした、「シュウォッチ」という公式ツールもあったんですよ。




スターソルジャープレイは、ハドソン公式とされていた「ジョイスティック」使用。



ローカルルールの話ですが、
何でこんなに体育会系だったんだろう。







そういえば沢山の名言もありました。
やはり一番有名なのは

「ゲームは一日一時間!」


でしょう。
当時の子供たちとしては「名人からの熱いメッセージ」と受け取っていました。
真意はもちろん、「ゲームだけでなく勉強や運動も頑張れ」という意味でしたが、当時はこの発言が元で高橋名人が役員に叱られる、というシーンもあったようです。
(ゲーム会社の社員がゲームを否定するな、という話らしいです。結局当時の社長が「ゲームのプレイ時間の制限によってゲームの寿命がのび、また健康的な会社アピールが出来る」ということで事なきを得たそうです)

とはいえ、この発言でテレビゲームに眉をひそめがちだったPTAのママさん方を味方につけたのは結果的に良かったのでは、と思います。



さて、ここからなんですよ。今回一番驚いたのは。


当然、この後の話題としては「毛利名人」の存在です。
ただ、微妙に知識に乏しかったのでwikiやネットで情報を集めてみたんです。





毛利名人についてのイメージは、「力の高橋、技の毛利」という言葉の流行から「連打の力は高橋名人に劣るが、テクニックで高橋名人を上回る繊細なゲーマー。線の細いテクニシャンのイメージ」でした。



雑誌やテレビ番組でも対等な関係として、高橋名人の終生のライバルのように描かれていた印象です。


・・・しかし調べてみるとイメージと違う真実が。



・元々ハドソンの正社員だった高橋名人。
毛利名人は同人作品を持ち込んだフリーターだった。


・スターフォースをやらせてみたら上手かったので、一時的なアルバイトの形で全国キャラバンの東日本側を担当。(毛利名人はこの頃誕生?)
フリーのアルバイト契約のため、ハドソンの正社員ではない。

・その後、雑誌だかテレビだかで他のメーカーのゲーム攻略を担当したことがハドソンの怒りを買って契約解除。

・高橋名人とのスターソルジャーでの最大の対決シーンの演出は「渡邉浩弐氏」が担当。
トランプタワーやらピアノが上手い、やらも全て演出。

映画出演時、高橋名人27歳。毛利名人19歳。

・・・マジで・・・。
高橋名人と毛利名人って、近い歳だと思ってました・・・。


・・・まぁ、今思うと普通なんですがね。
しかし、高橋名人と対決した当時フリーターだったとは・・・。異世界から来た貴公子的な印象だったのに。





【おまけ】

連打ブームを代表する漫画として、「ファミコンロッキー」を挙げたくて調べていたんです。
「ゲーム拳必殺50連打!!」とか腕の血管が切れても連打する熱い作品だったんですが。





で、作者の方が悩んでいたそうです。

24周目のシルビアが襲いかかってくるなどの「嘘」を書くことに抵抗があった。



















犯人はおまえかーーーーー!!!!!!!!









  1. 2014/05/28(水) 00:44:52|
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24周目のシルビア。


さて、ファミコン発売からしばらくは試行錯誤が続きます。

この頃はまだ「クソゲー」という言葉すらなく、メーカーとユーザーが懐を探りあっている状態です。

何がウケるのか。
どうすればゲームを楽しめるのか。

ともかく、一つの画面をクリアしていくスタイルから派生して、画面がスクロールしていくタイプのゲームが登場しはじめます。

代表作はもちろん、「スーパーマリオブラザーズ」でしょう。



2の画面になってしまいましたが。


これはとにかく大人気でした。
持ち前のジャンプと、キノコの力による巨大化。フラワーをとってのファイアーボール攻撃。何より、多彩なステージと広大なエリアが続くスクロール。

BGMひとつ、効果音ひとつとっても今も多くの大人が口ずさめるのではないでしょうか。






この頃のゲームにかかわるメディアといえばTVと新聞の折り込みチラシ。





ゲームソフトの流通は今はほとんど見なくなった「おもちゃ屋」がメインの時代です。当然入荷量もたかが知れています。
最初の半年間くらいはクラスでも5人ほどしか持っていないレアソフトでした。

体感的には、この頃からいわゆる「ファミコンSHOP」が出てきたように思います。

ビジネスとして成功すると踏んだのでしょうね。








ちなみに、スーパーマリオを買いそこねたクラスメイトたちは、結構な割合で「スパルタンエックス」を購入していました。



丁度、ジャッキー・チェンや香港映画(いわゆるカンフー映画)が大流行していた時期です。

謎の組織にさらわれた恋人を助ける為に五重の塔をかけ上がれ!というゲームですが、


①固有名詞を持ったボスがいない。

棒術使い、ブーメラン使い、怪力男、妖術使い、MR.X

棒術はともかくブーメランて。

秀樹か?秀樹なんか?


何よりラスボスがMR.Xです。
中ボスですら「ナイフ投げ男」です。











扱い的には変質者とかそんな感じです。









可哀想なほど残念なモブキャラ臭。

そもそも映画にそんなシーンあったっけ




②雑魚の名前もかなりキャッチーでした。




つかみ男。




いまだかつて、これほど何をされるか分からない敵の名前があったでしょうか。




つかみ男。




特に大切ではありませんが2度言いました。







ちなみに、この「スパルタンエックス」あたりからゲームにまつわる裏技の中で、全くのデマである都市伝説が登場します。


このゲーム、5階で捕らえられているヒロインのシルビアを救うと再び1階からスタートするのですが、何故か

24周すると実は黒幕だったシルビアが正体を表し襲いかかってくる。


オイオイ何者だよシルビアさん。
本当だったら何で24周も待つのシルビアさん。
もうちょっと短気になれよ!なってくれよ!
















そもそも当時のゲームの容量でそんなギミックが入る訳がな





  1. 2014/05/23(金) 23:47:21|
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試行錯誤のスタートライン。


ファミコン発売、なんだかんだ言ってもやはり日本のゲーム史上で最大級に大きな事件です。

「ファミコン?なにそれ」から始まり、TVコマーシャル、友達のクチコミを通じてあっという間に浸透し、まさしく「ファミリーに一台」あるゲーム機になっていきました。

高価なもののため、あちこちのおもちゃ屋で子供たちがだだをこねるシーンを見かけました。

今でいうところのスマホくらい、持っていて当然、無ければ仲間外れくらいのスタンダードアイテムだったと思います。

ソフトについては、各家庭毎に2~3本くらいの量で、持っていないソフトを貸し借りする事が当たり前でした。ただ、そもそも絶対的にタイトル数が少ない。

大体は「クルクルランド」「デビルワールド」「マリオブラザーズ」のうち2本と、あとはそれぞれの家ならではの何かソフト1本という感じでした。

初期のころはこういった





一画面のゲームを延々クリアする「面クリア型」のゲームが多かったです。
ゲームウォッチの延長ですね。

画面が綺麗になったこと、キャラクターが多彩になったこと以外は割とそのままです。

知ってるかなフラッピーって。



さて、面クリア型ゲームで最も有名かつ友達を無くすゲームといえば間違いなくこれでしょう。




のちに数多くの続編が登場する「マリオブラザーズ」です。

上下4ヶ所のパイプから登場するカメやカニ、ハエなどを床下から殴って仮死状態にし、最後は蹴りで画面外へと叩きだします。

それを延々繰り返すゲーム。

下段中央の「POW」というブロックを叩けば画面中の敵を3回だけ仮死状態に出来ます。
なお、同時プレイ中の味方も影響を受けて躓くので、邪魔しあいプレイの場合には先に使いきるなどのローカルルールがありました。

よく考えると人間が乗っても大丈夫な床が変形する程のパンチなら、直接殴ればいいんじゃないかと

まぁ何が凄いって、下水道処理のヒゲの中年主人公が後の数十年国民的ゲームキャラクターを勤めたことですが。
  1. 2014/05/21(水) 03:13:23|
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