日向の縁側、眠る猫。

真夏の黒猫によるブログ。 ゲーム、漫画などを中心にしています。かなりディープな趣味の方向け。

今、旅を始める方々へ。


ちょっとばかりいつもと毛色が違う話題。

ニュースによると、栄養ドリンク「リゲイン」のキャッチフレーズが現代にそぐわないと変更になったようです。

かつては「24時間戦えますか」を声高に歌う牛若丸三郎太というCMで一斉を風靡したドリンクです。

確かに日本人のオーバーワークと、それによる生産性の意識の欠如、ワークライフバランスの問題を考えれば仕方のないことかもしれません。

しかしながら一方で、日本人の大切な「何か」を失っている気がします。
欧米人にはまるで理解できないと言われながらも日本人のみが持ちうる独自の矜持といいましょうか。

所謂「社畜」は駄目です。
しかし、社畜は「飼われている」から社畜なんです。
そのあたりに今の「ビジネスマンの失った誇り」を感じてしまうように思います。

店で就職活動に勤しむアルバイトの子たちにももっと自信を持つように伝えたいものです。

かつて「24時間戦えますか」を合言葉に世界を駆け巡り、メイドインジャパンを世に知らしめたビジネスマンの末裔なんですよ、とか。



何だかオタ風情が気恥ずかしいことを書いていますが、この分野でしか学び得ない名言もあります。
以前から挙げていますが、「企業戦士YAMAZAKI」は自分にとって大変思い出深い作品で、是非読んでもらいたいです。
下記にその名言を。
ネタバレなので注意。










●生まれた時から答が出ているくらいなら…最初から老人として生まれてくればいい!!

●都合の悪い愛などあるか!!

●人生”は決して人を裏切らないしかし 多くの人は”人生”を裏切る

●現実を直視し、それを打ち破れない人間にどんな夢が持てると言うのです?自分をごまかしている限り本物の夢はつかめない!

●性急でなくて誰が感動する
人は感動によって動くのです
ならば人を動かそうと思えば自分自身が感動的な存在になる以外ない
その時初めて”徳”と”得”は一致する!

●もしも、もう一度生まれ変われれば…そうすればワタクシも今度は間違いのない人生を送れるのでしょうか
いや ワタクシは多分……同じ道を行くような気がするのです
そしてまたここでこうやって戦うような気がする!

●”道”というのはね 倫子さん
いつもふたつに分かれているものなのですよ
どちらの道を選ぶかはその人が何を重んじ 何を捨てるかで決まる

●愛するという事は束縛し 束縛されるという事ですよ
どんなに自分をごまかしてみたところで断ち切れない想いもあるのです
それに気づいてもなおごまかし続けるとしたらアナタは一生敗北者のままでしょう


●確かに我々の世代は挫折したかもしれない!しかし誇り高き理想に燃えた瞬間をアナタ方は一度でも持っているのか!!

●あなたは何かカン違いをなさっているようだ。この世に生まれて来てしまった事が、すでに“結論”なのです。そのあと笑おうが、泣こうが、のたうちまわろうが、特に意味は無い。ワタクシはただ―――この生命が何の価値も持たなくなってしまう事のみを恐れ、生き続けているのです。

●古いものはただ古いというその事だけでとりあえず否定しなければならないそうでなければ若者にはもう……なにもすべき事が残されていない事になってしまう――

●なぜキチンと現実を改善しようとしないのです
自己改善の意志もないないつまらん人間が楽しく生きようなどとナンセンスの一語に尽きる!

●その人が持っている優しさ 夢 理想 価値観 喜び 悲しみそして苦悩や努力を見ようともせず肩書きだけで他人を判断する――そんな浅薄な人間が自分の何に対して自尊心を抱くというのです

●過ぎ去ったあれもこれもすべての事が…輝く未来の為にあったはず
そう信じなくて人生に何の意味があるのでしょう
目指すべき自分の姿にたどりつくために今 なにを為すべきか―――正面から過去を見つめる勇気を持つ物だけが…その答を得るのです!

●不可能を可能にする作業を”ビジネス”と呼ぶのですよ

●過去のオトシマエをつけるために未来はあるのです

●一瞬一瞬を真剣に生きていくなら人生はそれ自体壮大な冒険活劇となるはず!仮想現実などに酔い牙を抜かれてしまっては人生はもはやそれまでです!!

●感情の入らぬビジネスなど”やっつけ仕事”にすぎん!!

●現状維持など退屈なだけ!”生命”は危険を犯すためにある!!

●自由とはすなはちすべてのオトシマエを自分で見つける事です
そのためにまず自分で作り上げなければならないものがあるはずです

●"パワー・オブ・ドリーム"!鳥が空を飛べるようになったのは偶然ではありません。彼らは空を飛びたいと強く願い続けた結果、自らをそのように変えていく事ができた。命はその望んだ方向へと歩んでゆくもの――大切なのは、想う心の強さでしょう。

●"人"が"動く"と書いて――"働く"と読みます。お互い"人"として生きたいものですね。


●倫子さん――でしたね。あらかじめ用意された居場所なんて誰にだってありませんよ。甘ったれてはいけません。
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  1. 2015/06/29(月) 05:42:02|
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ちょいと本気を。


やたら取締役から電話で「頼む」とかかってくるし、おかしいとは思ったんだよなぁ。

できる限り更新したいとは思いますが、しばらくブログの頻度が落ちます。

いわゆる「店舗体制立て直し」です。

売上不振とも繋がるのですが、前任者が人不足に怯えるあまりアルバイトに媚び、正社員とアルバイトの力関係が逆転。

モラルが崩壊した店舗に頻発する現金事故。
ありえない食材の紛失。

ちょっと厄介なミッションになりそうです。

黒猫はガチオタでゲームマニアですが、その前に一応いっぱしの外食社員なので全力でいってきます。



しかも、初日は忘れ物を取りに店に戻った時に調理バイトがしゃがみながら口をモグモグさせてやがる。

バイオハザードかよ。

  1. 2015/04/27(月) 19:08:11|
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年末年始の死闘 第2話「ヘラクレスの選択」


さて、最悪の年末年始が確定。

ここで取ることが出来る選択肢は二つ。

①あくまで、「ゲスト」としての立場を堅持。
店がひっくりかえろうがなんだろうが、自分のスケジュールを優先させる。

②一旦自分のスケジュールを忘れ、黒猫を「1人の作業者」としてカウント、正月のシフトを優先する。

ちなみに、会社としてはどちらでも評価は変わりません。


まぁ、腹立たしくはありましたが②を選択。


もうあんまり若くないのに、フルライン作業者として全力投球です。

10日でほぼ全ての作業をマスターする。


と、何か凄いことみたいに書いてますが、同じ社内なので4割がたはマニュアルが同じです。


暇さえあれば売れ個資料とマニュアルに目を通します。
それこそ、昭和のドラマかと思うほどに。
夜中にパンを片手に何度も寝落ちしましたが。

事前に把握した正月のシフトから、不足している作業者の作業内容を同時に確認。

当日起こりうるトラブルを予測しながら。

平日はさらにアルバイトの作業を取らせてもらい、マニュアル片手に何度も実践を繰り返します。




なんだこれ。ガンダムかよ。







更に、少ない中でも見どころのあるアルバイトがいないか物色。


すると、一人だけいました。


元気は無いのですが、異様に作業力のある子。

あとで分かったのですが、前の店長が採用した子で、周囲のバイトの子が退職する中辞めるタイミングを失ってしまい、ズルズル仕事を続けているのだとか。

タフな娘です。

経験した方なら分かると思いますが、スタッフ不足の中、お客様の多数の来店を捌ききれないことを「潰れる」というのですが、その時のみじめさと疲労感は半端じゃありません。
今時の子なら逃げたっておかしくはない。

それをここまで続けるとは。

彼女の為にも、頑張っていかないといけません。

決意を新たにしていると、何故か店長がいないことに気が付きました。


どこに?












裏でタバコ吸ってましたよ!いいからもう◯ねよ!



と怒り狂ってましたが、そこは他のアルバイトのことを考え黙ってました。


ちょっと愚痴っぽくなりましたが、まだ続きます。
  1. 2015/01/15(木) 04:50:07|
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年末年始の死闘 第1話「デッドライジング」






「人生で起こることは、全て皿の上でも起こる」



有名なレストランドラマの冒頭で語られる一節。










2014年の最後の月。
転勤先で待っていたのは、文字通り「地獄」でした。


先に書いておきましょう。
今回は転勤と同時に、「転属」が発生したのです。

ちょっと調べれば分かりますが、「チェーン展開をしている外食企業」というのは、一つの屋号だけで商売をしている訳ではありません。(ワ◯ミで検索するだけでも、かなりの店舗名が出てくると思います)

職位はそのままに、新天地へ。

これが今回の騒動の発端でした。



某日。
新たな職場に挨拶と見学を兼ねて訪ねます。
そこには当然既存の店長と従業員が居る訳です。


こちらには予備知識がある訳ではありません。

ただ、一目で「酷い」店だと判りました。






荒れ放題、散らかし放題のバックルーム。
従業員が理由も書かずに貼ってある、大量の休み希望のメモ。
メモの中に散見する、「三が日」の文字。

更衣室には店長のものとおぼしきヨレヨレのジャケット。
店舗に絶えず響く、店長の怒鳴り声。





とりあえず思ったこと。

ここから先は、地獄だ。












アイドルタイム。
(乱暴な言い方をすれば、ピークを過ぎた、暇な時間のこと。)
既存の店長と副店長に面談を申し出ます。


職位は店長でも、黒猫は当分「見習い」ですから、今後のことについて話をしなければなりません。
新たな料理。新たな接客。それらについて学ぶスケジュールを組むために、お店に勉強に来ているのです。
キャリアがキャリアです。新入社員のように教えて貰うだけの立場ではありません。

ゆえに、既存の店長たちのスケジュールを把握して、それに合わせて勉強するつもりでした。


しかし、返って来たのは次の一言。











「黒猫さん、今日のディナー、入れません?」










ば、馬鹿野郎!


怒鳴りそうになるのを堪え、なるべく静かに伝えます。

「今日と、来週のシフトを見せて下さい。あと、各種マニュアルとここ2週間の商品の売れ個表も」


穴だらけのシフト。
致命的なのはフロアーの絶対数の不足。
調理場はメインの担当者以外がいない。

どうすりゃいいのよ。










猫「これは、かなり厳しい」



店長「人が足りないんですよ」



見りゃ分かるよ。



猫「誰か、出勤出来る他の従業員は居ないんですか?」



店長「だから人が足りないんです」



猫「いえ、電話などを掛けましたか?」



店長「休みのメモを渡されているので」








会話が成立しない相手にいつまでも時間はとれません。

なるほど、と一言だけ言います。




彼の上司(ゆくゆくは黒猫の上司になるかも知れない方)にいずれは相談しなければならないでしょう。




ただ、今は目の前のシフトです。
崩壊した店舗を前に、どうするのか。

自分のこれまでの経験が試されているような気がしました。

この状態にも腹がたちましたが、何より思ったこと。









「お前のような奴が、外食をブラック企業と呼ばせるんだ」








  1. 2015/01/06(火) 09:13:14|
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積み上げるということ。


某掲示版に、「大型連休にアルバイトが欠勤することを非難するメモ書き」の写真がありました。

反応は様々で、「面接時に説明しているなら当然」というものから「バイトにそこまで求めるな」というものまで。

個人的には、この店長らしき人物の言いたいことも分かります。

ただ、手段が問題かなと。



若いアルバイトの仕事の認識は、飲食店にとって常に隣り合わせの問題です。

ある程度意識の高い店を構築すればリスクは減りますが、そこに到達するまでは繁忙期毎にシフトに怯える日々が続きます。

最悪なのは、これを恐れてアルバイトの顔色を伺うようになること。
自分も、新任店長のときにハマりました。

こうなったら最後、連休どころか通常の土日すらシフトがままならなくなります。



人員不足を防ぐ様々な方法はありますが、少なくともアルバイトの離職を防ぎ、意志の疎通を図るためには店長自身がアルバイトの子たちにしっかり踏み込まなくては解決しません。


黒猫の店では、「メモ」での欠勤報告は一切認めていません。
LINEやメールも同様です。




代わりに、自分自身に課しているのは
「ありがとう」「ごめんなさい」をアルバイトに忘れず言うこと。
急なシフトに応えてくれたら「ありがとう」
売上予測を外していつもより負荷をかけてしまったら「ごめんなさい、お疲れ様」
そういう、当たり前の言葉です。



単純なことですが、とても大切だと考えています。







後は、「昭和の体育会系」の「いい所」でアルバイトに接すること。

例えば、先日あった実例ですが、

バイト「てんちょー、○○日と○○日休みが欲しいですー」

猫「ん、どした?」

バイト「指定校推薦の面接と、前の日に休みが欲しいんで」

猫「あかん!」

バイト「え」

猫「その日から遡って一週間休め。一生に一回の受験やろ。で、面接やねんから髪、服、靴も準備。面接の練習も学校の先生にお願いして3回はやってもらえ。先生も嫌とは言わんやろ」

バイト「でもシフト」

猫「大丈夫。事情を知ってたら皆協力してくれる。そのかわり他のやつが試験のときはよろしく」

バイト「了解です!」




といったことや、

繁忙期以外のシーズンで、

猫「ショータ」

ショータ「はい」

猫「来週の木曜あたり、皆暇か?」

ショータ「多分、いけると思いますけど」

猫「営業周りのときにカラオケボックスとボーリングの券もらったし、皆で遊びにいっておいで」

ショータ「それは有り難いッスけど、タケさんとかだけ誘えないのは」

猫「何で?」

ショータ「その日のシフトに入ってますやん」

猫「あー、そんなん俺が入ればええやろ」

ショータ「店長休みの日ですよね?」

猫「折角バイトを通じて知り合ったんやし、皆仲がいいのになかなか遊びにいってないやろ。10代とか20代ならそんなんは大事やと思うよ」

ショータ「ありがとうございます!」




などなど。


いや、バイト思いの俺カッケー、という話ではありません。

自分も、かつてのバイトの先輩や店長などから受けたことの真似なんです。


黒猫も学生時代に、随分厳しいバイト先で働いていました。

社長が出勤してきたらそれだけで脂汗が出るような。

でも、ある日こう言われたんです。

社長「オイ猫」

猫「は、はい!」

社長「お前今週日曜、バイトないけどちょっとだけ営業所に寄れんか」

猫「は、はぁ。いきます」(怖くて断われない)


で、当日営業所に行くと、社長とその奥さんが二人で待っていてくれました。

社長「お前、今年成人やろ。ハイ、これ」

奥さん「善哉も炊いたんよ。食べてこれからも頑張り」


と、成人のお祝いにお小遣い(バイト代に匹敵する金額)と、善哉も振る舞ってくれたんです。

厳しいけど、就職するまではこのバイト先で頑張ろうと思いました。

大学卒業の時にもこの社長にはお世話になりました。

思えば、「こういうやりとり」こそがアルバイトとの人間関係の基軸だと思います。

こういう事を書くと、「ブラック企業の洗脳」という指摘を受ける気もしますが、個人的にはそう思いません。

体育会の「功罪」の「功」
目下の面倒を、自己の不利益をかえりみずに行うこと。

それを今時の子たちに伝えてあげられれば、と思います。





  1. 2014/11/19(水) 17:21:52|
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